仙台の薄毛治療

仙台市は、東北地方の中心都市で、多くの美容外科クリニックが設立され、積極的に薄毛治療に取り組んでいます。医学的根拠のない治療法を行っていても、効果が無いばかりか、かえって抜け毛を増やす結果になることから、近年は、成長因子の頭皮注射、内服薬治療、植毛治療などの医学的根拠のある薄毛治療がなされ、効果を上げています。

仙台における従来の薄毛治療

仙台における従来の薄毛治療の中心は、育毛シャンプーやコンディショナーなどの毛髪ケアや、頭皮を叩いて刺激を与えるなどの頭皮ケアが中心でした。これらの治療法は医学的根拠がなく、治療効果が不確実なために、効果が無い、またはやり方によってかえって抜け毛が増えると言ったトラブルも有り、どうしたら良いか戸惑っている方も多かったようです。
更に薄毛が進行して禿てきた場合には、カツラを着用して、薄毛や禿を隠すしかありませんでした。カツラは、雨や風に弱く、自毛が伸びてきて来た場合は専門のヘアケアが必要となることもありました。装着時も不自然で、カツラを付けていることが分かることが多く、美容的に問題がある場合も多かったようです。

薄毛の原因

薄毛とは、頭髪の量が減って地肌が見えてしまう状態のことを言います。髪の毛の本数は変わらないまま、毛が細くなる場合と、毛身の毛が抜け落ちて本数そのものが減ってしまう場合に分けられます。髪の毛にはヘアサイクルがあり、一定数は自然に抜け落ちます。1日に50本から100本は自然に脱毛していると考えられており、この程度の抜け毛は正常と考えて良いでしょう。しかし抜け毛の本数が増えて、1日で150本以上の抜け毛が続くようなら、病的な抜け毛と考えられます。早期診断早期治療の観点から早めに治療を開始することが望まれます。薄毛の原因としては、以下の4つの説があります。薄毛治療を行う際には、原因究明の上治療を開始する必要があります。 以下の4つのうちのどれかひとつが薄毛の原因とは限らず、複数の原因が互いに影響しあって薄毛が進行している場合もあります。

血液循環不良による薄毛
髪の毛は毛乳頭にある毛細血管から栄養を補給されて成長します。血流が悪くなると成長が阻害されるために、髪の毛は抜けやすくなり薄毛が進行します。

男性ホルモン過剰による薄毛
男性ホルモンの過剰状態が毛乳頭細胞の成長に悪影響を及ぼし薄毛が進行します。遺伝的に男性ホルモンに影響される感受性を持つ人多く認められます。

頭皮緊張による薄毛
頭皮が硬く緊張することにより薄毛が進行することがあります。頭皮が硬く突っ張って頭蓋骨と頭皮の間の血管を圧迫することにより、血流が悪くなって毛乳頭細胞の生育が低下するといわれています。

頭皮の脂漏による薄毛
頭皮に皮脂が異常に多く分泌されると、毛穴が詰まったり、皮膚に炎症が起こったりして、毛髪の成長を阻害し、薄毛が進行します。

仙台中央クリニックの薄毛治療法

頭皮注射による自己毛髪再生療法

頭皮に直接、毛髪再生因子を注入することにより自己毛髪の再生を促す治療法が開発され、薄毛治療の中核をなしています。頭皮注射による毛髪再生は、数種類の治療が開発されていますが、その中で最も強力な薄毛治療効果があるのはHARG療法です。強い自己毛髪再生効果があります。ハーグ療法は認定医療機関のみでしか受けることが出来ないために、頭皮注射治療を行う場合は注意が必要です。

内服薬による薄毛治療

内服薬による薄毛治療の中心は、プロペシア(成分フィナステリド)とミノキシジルです。
プロペシアは抗男性ホルモン薬で、元々前立腺肥大症の治療に用いられていましたが、薄毛治療効果、主に抜け毛予防効果が有ることが分かり、日本でも男性型薄毛治療薬として認可されて多くの方が服用されています。長期的に服用する必要があります。
ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬でしたが、薄毛治療効果が有ることが知られるようになりました。日本では外用薬が認可されていますが、内服薬は認可されておりませんので、輸入による内服薬を自己責任の上、服用していただくことになります。毛髪だけでなく、全身の多毛症をきたすことがあり、注意する必要があります。

医療植毛

医療植毛とは後頭部の毛髪を採取して、株分けし、薄毛の部分に1本ずつ移植する薄毛治療法です。毛根は移植した場所で生存し、ヘアサイクルを繰り返すために、前頭部や頭頂部の薄毛を目立たなくする効果があります。
ただし医療植毛は、自己毛髪を採取した後頭部に大きな傷を残すことがあること、毛髪を後ろから前に移動しただけで、全体の髪の毛の本数は変わらないという欠点があります。また手術治療になるために、治療費用が比較的高額になります。手術治療に抵抗がある方や、毛髪の本数を増やしたいという方には向きません。

AGA治療

薄毛AGA治療が医療機関で行われるようになってきました。特に次のようなケースでは医療機関の受診をお勧めしています。医療機関で原因を究明したうえで適切な治療を行うことが必要になります。

① 頭髪が急激に抜ける、簡単に抜ける、頭部全体から抜けるなどの場合
単純な薄毛ではなく、何かほかの病気の影響が考えられます。医療機関を受診してください。

② 男性型脱毛症(AGA)
AGAは男性ホルモンの過剰が原因で、薄毛が進行することが分かっています。医療機関では男性ホルモンのはたらきを抑えるタイプの内服薬による治療が可能になっています。

③ 自ら髪を抜いてしまう抜毛症
精神科の受診が必要になる場合があります。

④ 薬剤の影響が疑われる薄毛の場合
抗がん剤などの薬剤が原因で薄毛が進行することがあります。薬剤を処方している医師に相談しましょう。

⑤ 脂漏性脱毛症でフケや脂、細菌感染などにより頭皮の炎症が重い場合
頭皮の皮膚疾患が原因で薄毛が進行していると考えられる場合は、皮膚科の先生に相談しましょう。

仙台における薄毛治療例

男性の薄毛治療の治療前・治療後

治療前

2回治療後



3回治療後

6回治療後


45歳、男性。男性の薄毛治療

遺伝的素因の明らかでない男性の薄毛症例です。父方も母方も薄毛の家系ではなく、あまり髪の毛について気にかけたことはなかったようですが、ここ1年くらいストレスが重なり、髪の毛が抜けるようになってきたということで御相談いただきました。頭頂部メインに薄毛が認められたために、薄毛治療を行うことにしました。少しずつ髪の毛が太くなり、抜け毛も減り、元の状態に近づいていきました。
男性の禿や薄毛は、その多くに遺伝的素因が認められることが知られています。しかし遺伝とは関係なく、薄毛が進行することが有ることが分かっています。遺伝と関係ない場合でも仙台中央クリニックでは積極的に薄毛治療を行っています。少しずつ髪の毛が太くなり、髪の本数が増加し、元の状態に近づいていきます。増えた髪の毛は、自分の髪ですので特別なケアは不要で、全く自然な状態になります。個人差はありますが3回から6回くらい治療することにより発毛を実感できるケースが多いようです。

女性薄毛治療の治療前・治療後

治療前

2回治療後



4回治療後

5回治療後


45歳、女性。女性の薄毛治療

1年くらい前から、抜け毛、薄毛が進行してきた症例です。市販の薄毛治療薬を塗っていたものの、効果が見られないために、御来院いただきました。診察したところ、毛髪が広範囲に亘り薄くなっており、女性のびまん性薄毛症と考えられました。自毛の再生を希望されて、女性の薄毛治療を行いました。徐々に髪の毛が太くなり、本数も増えて髪の毛がふんわりするようになりました。
女性の薄毛症に対して認定医療機関で行う薄毛治療の有効性が証明されています。月に1回の注射を数回行うことで、徐々に髪の毛が太くなり、髪の毛のコシが強くなります。薄毛治療を続けることにより、髪の毛の本数が増えて、薄毛領域が狭くなります。髪の毛がふんわりして若返り効果が大きいために、喜ばれています。